家の裏でマンボウが死んでるPのタカハシヨウ氏が、2024年12月23日、自身のXアカウントで音楽活動の休止を発表しました。15年以上もの間、数々の名曲を世に送り出してきたボカロPの決断に、多くのファンが驚きとエールを送っています。この記事では、タカハシヨウ氏の活動休止の理由や今後の活動について詳しく解説します。
創作の壁と休止の決断
タカハシヨウ氏は、発表の中で長年ネタ曲を作り続けてきた中で、近年は新しいアイデアを生み出すことに苦労するようになったと明かしました。「使用済み」ではないアイデアを見つけることが難しくなり、創作活動における苦悩を吐露しています。
タカハシヨウ氏のXでの発表
この状況を打破するため、タカハシヨウ氏は「作詞・作曲をしない」という限定的な休止を決断しました。すでに制作済みの楽曲は2025年にリリース予定とのこと。音楽活動は休止しますが、並行して行っている小説の執筆は継続するそうです。音楽以外の創作活動を通して、新たなインスピレーションを得る可能性もあるでしょう。
ボカロ黎明期から活躍する姉弟ユニット
家の裏でマンボウが死んでるPは、タカハシヨウ氏（作詞作曲）と姉の竜宮ツカサ氏（イラスト）による姉弟ユニットです。2009年、「家の裏でマンボウが死んでる」でボカロシーンに登場。独特の歌詞とキャッチーなイラストで人気を博し、「クワガタにチョップしたらタイムスリップした」「スイートフロートアパート」など、数々のヒット曲を輩出しました。2012年にはビクターエンタテインメントからメジャーデビューを果たし、幅広い層に認知されるようになりました。
家の裏でマンボウが死んでるPの発表全文
音楽にとどまらない多彩な活動
家の裏でマンボウが死んでるPの活動は音楽だけにとどまりません。漫画『浮かれバケモノの朗らかな破綻』の連載や、ライトノベル『人間の分際で悩むな 超能力者に放課後を捧ぐ』の刊行など、多岐にわたる創作活動を行っています。
音楽と小説、漫画など異なる表現方法を組み合わせることで、相乗効果を生み出し、それぞれの作品に深みを与えていると言えるでしょう。例えば、新曲「奇心100&警戒心0。この子はペンギンですか？」は、2025年2月刊行予定の同名小説のヒロインを描いた楽曲となっています。
ファンへの感謝と未来への希望
タカハシヨウ氏は、創作のストレスからミスが増え、「音楽から一旦離れるべき」と判断したと説明しています。「旬が過ぎ、限界だと感じてからも頑張れたのは応援してくれた皆さんのおかげ」とファンへの感謝を述べ、「悔いが残っているゆえにしっかり充電していずれ戻ってくる」と、将来の復帰に含みを持たせました。
多くのファンがタカハシヨウ氏の復帰を待ち望んでいます。充電期間を経て、さらにパワーアップした姿を見せてくれることを期待しましょう。
