中居正広氏、9000万円の示談金支払い報道で波紋 その背景を読み解く

国民的人気を誇る中居正広氏(52)に降りかかった突然の報道に、世間は騒然としている。12月19日発売の「女性セブン」が報じたのは、昨年、当初3人で予定されていた会食が、中居氏と女性2人きりの場となり、そこで重大なトラブルが発生したというもの。後日、代理人を介した話し合いの結果、中居氏から約9000万円の解決金が支払われたとされている。

中居正広氏の帰国姿中居正広氏の帰国姿

中居氏の代理人弁護士は、トラブルの存在と示談金の支払いを否定していない。25日には「スポニチアネックス」と「文春オンライン」もこの件を報道し、事態はますます混迷を深めている。

9000万円という巨額の示談金は一体何を意味するのか?

トラブルの詳細が伏せられていること、そして9000万円という巨額の示談金に、ネット上では様々な憶測が飛び交っている。一体何が起きたのか、その背景を探るべく、アリシア銀座法律事務所の竹森現紗弁護士(仮名)に示談金の相場について話を伺った。

「一般的に9000万円という示談金は極めて高額です。人の生死に関わるような重大な事故、あるいは高度な障害が残って就業不能になるケースなどが考えられます。特に高収入を得ていた人が働けなくなった場合、示談金が高額になる傾向があります。」

つまり、9000万円という示談金は、人生を大きく左右するほどの深刻な事態が発生した可能性を示唆している。

別の可能性:示談による事態の収束を最優先としたケース

竹森弁護士は別の可能性も指摘する。

「被害届を出されたくない、あるいは取り下げてほしいなど、どうしても内々に解決したい場合、裁判で認められるよりも高額な示談金を支払うケースも考えられます。事態の早期収束を最優先とした結果と言えるでしょう。」

過去にも高額な示談金が支払われた事例は存在する。例えば、2016年にホテル従業員への暴行で逮捕された俳優の高畑裕太氏の示談金は1500万円と報じられている。また、最近では岸和田市長が女性への性的関係強要で訴えられ、500万円で示談した事例もある(スポーツ紙記者談)。

示談金の金額から見えてくるもの

しかし、これらの事例と比較しても、中居氏の示談金が桁違いに高額であることは明白だ。億近い金額が支払われた背景には、一体何があったのか? 事件の真相究明が待たれる。