法政大学多摩キャンパスで起きたハンマー襲撃事件。韓国籍の女子学生が教室内でハンマーを振り回し、8人が負傷するという衝撃的な事件は、社会に大きな波紋を広げました。一体何が彼女を凶行に駆り立てたのか? 本記事では、事件の概要とともに、同級生の証言から浮かび上がる容疑者の異様な言動、そして事件の背景を探ります。
ハンマーは7階教室から… 繰り返される奇行
(法政大学社会学部棟。容疑者はこの建物の7階教室からハンマーを持ち出したとされている。)
週刊文春の取材によると、凶器のハンマーは社会学部棟7階の教室から持ち出されたとのこと。容疑者は以前から7階を徘徊するなど、奇行が目撃されていたといいます。事件当日、ハンマーを7階から持ち出した容疑者は、2階の教室で犯行に及ぶまで上着のポケットに凶器を隠していたとみられています。
事件は10日午後3時40分ごろ、約100人の学生が授業を受けていた教室内で発生。社会学部2年のユ容疑者が突然ハンマーを振り回し、近くの学生たちを襲いました。19歳から22歳の男女8人が頭などに怪我を負い、救急搬送されましたが、幸いにも全員命に別状はない模様です。
同級生が語る容疑者の素顔:空気を読まない言動と豹変
(逮捕されたユ容疑者。普段はパーカーのフードを被っていることが多かったという。)
ユ容疑者は2023年4月に入学した韓国籍の留学生。日本語はアクセントに癖はあるものの、意思疎通に問題はないレベルだったといいます。学力も低くなく、ドイツ語を専攻し、「ドイツに行きたい」と熱心に勉強していたとのこと。
しかし、同級生の証言からは、彼女の独特な言動が浮かび上がります。例えば、講義中に突然「梅!」「桜!」と叫んだり、周囲が理解できない発言を繰り返していたといいます。
当初はオープンな性格で、誰にでも話しかける明るい印象だったユ容疑者。しかし、ある日を境に態度が豹変したといいます。
恐怖の体験談:突然の無視、そして追いかけられる…
ある同級生は、ユ容疑者から突然無視されるようになり、廊下で追いかけられた経験を語っています。非常階段に逃げ込み、扉が開かないよう押さえつけながら、彼女が去るまで恐怖に震えていたといいます。
また、ユ容疑者が壁や無人の空間に向かって「死ね」「バカ」などの暴言を吐く様子も何度も目撃されていたとのこと。
ユ容疑者は「いじめられていた」「無視されていた」などと供述しているようですが、社会学部内でいじめに心当たりがある学生はいないといいます。「仲間のグループ」が何を指しているのかも不明のままです。
謎多き事件の真相:今後の捜査に注目
今回の事件は、多くの謎を残しています。一体何が彼女を凶行に駆り立てたのか? いじめや無視の真偽は? そして、彼女の不可解な言動の背景には何があるのか? 警視庁の捜査によって、事件の全容解明が待たれます。