11月に入り、一段と冷え込む日が増えるなか、皇后雅子さまの秋の装いには大きな注目が集まっています。天皇皇后両陛下は2025年11月8日と9日、「第44回全国豊かな海づくり大会」へのご臨席などのため、三重県を訪問されました。このご訪問で雅子さまが披露された、季節感あふれるブラウンのパンツスーツと巧みなスカーフ使いが、その優雅さで人々を魅了しました。
天皇皇后両陛下、三重ご訪問で見せた秋の装い
ご訪問初日、現地に降り立たれた雅子さまは、秋らしいブラウンのパンツスーツをお召しになっていました。ダブルブレストのジャケットにストレートパンツを合わせたスタイルは、雅子さまが普段から好んでお召しになるパンツルックながら、胸元には秋本番ならではのワンポイントアクセントとしてスカーフが添えられていました。ブラウンと真紅の深い色使いのスカーフは、全身のワントーンスタイルに華やかさを加え、雅子さまの笑顔と相まって美しいオーラを放っていたと、ファッション編集者の軍地彩弓氏は解説します。
三重県を訪問された天皇皇后両陛下。雅子さまは秋らしいブラウンのパンツスーツを着用。
季節の変化に対応する雅子さまの着こなし
今回のコーディネートは、2024年10月に両陛下が岐阜県をご訪問された際の装いとほぼ同じであることが注目されます。当時の東京では最高気温26度台を記録するなど、全国的に夏の暖かさが残る気候だったため、雅子さまはブラウンのインナーにゴールドのネックレスというシンプルな装いでした。しかし、今回は20度を下回る肌寒い気候であったことから、雅子さまはさりげない防寒機能と同時に華やかさを演出するため、スカーフを一枚プラスされたのです。これは、季節の移ろいに合わせた細やかな配慮と、その時々の状況に応じた着こなし術を示しています。
こだわりの小物で際立つ「ワントーンコーデ」の魅力
軍地氏によると、全身をブラウンで統一したワントーンコーデは、昨今の海外コレクションでもトレンドとされており、雅子さまはその流行を上品に取り入れています。さらに、お手元にはご成婚以前から30年以上にわたり愛用されているフェラガモの「ガンチーニ」バッグを合わせられていました。大切に手入れされたバッグは新品のような美しさを保ち、最近では雅子さまの影響もあって人気が再燃しているとのことです。
足元はベージュのパンプス、お持ちの革手袋もブラウンで統一され、スカーフの柄の濃淡は革手袋の深いブラウンとの相性も考慮された絶妙なカラーコーディネートが光ります。長く愛用されている上質でシンプルなスーツが、スカーフ一枚で見違えるスタイルへと変化する雅子さまのスカーフ使いは、私たちにとっても大変参考になるでしょう。
秋が深まり、肌寒さが増すなか、皇后雅子さまの装いはその季節の移ろいを上品に映し出しています。トレンドを取り入れつつもご自身のスタイルを確立された雅子さまのファッションは、常に多くの人々に感銘とインスピレーションを与え続けています。
参考資料
- news.yahoo.co.jp (Original Article: https://news.yahoo.co.jp/articles/35fcbbc70645b7636cd2ff25ea31afb8bac886a9)




