日本列島は再び強い冬型の気圧配置となり、1月15日(水)から17日(金)にかけて大雪や荒天が予想されています。西日本でも雪が降り、交通機関への影響が懸念されます。最新の天気予報をjp24h.comがお届けします。
1月15日(水):西日本まで寒波襲来!大雪への備えを
1月15日の天気図。西日本まで寒気が流れ込んでいる様子が示されている。
1月15日(水)は、強い冬型の気圧配置の影響で、上空1500メートル付近で-9℃以下の強い寒気が西日本まで南下します。平地で雪を降らせる目安は-6℃以下と言われているため、広範囲での降雪が予想されます。
北海道と東北の日本海側では雪が降り続き、吹雪になる所もあるでしょう。北陸地方では、日中は雨が降りますが、夜には雪に変わり、山沿いを中心に積雪が急増する恐れがあります。交通機関への影響、なだれ、屋根からの落雪に十分ご注意ください。また、大気の状態が不安定になるため、落雷や突風にも警戒が必要です。
近畿から九州にかけては、朝のうちまで雨の降る所が多いですが、日中は一旦止む所が多くなるでしょう。しかし、夜になると再び寒気が流れ込み、近畿北部から山陰では雨や雪が降り出す見込みです。
気象予報士の佐藤健氏(仮名)は、「特に北陸地方では、短期間で積雪が急増する恐れがあります。不要不急の外出は控え、最新の気象情報に注意してください」と呼びかけています。
1月15日の天気予報。北海道と東北の日本海側を中心に雪の予報が出ている。
1月16日(木)〜17日(金):北日本を中心に荒天!交通障害に厳重警戒
1月16日(木)から17日(金)にかけては、発達した低気圧が北日本付近を通過する影響で、北海道や東北地方を中心に風が非常に強まり、荒れた天気となるでしょう。北海道では、日本海側だけでなく太平洋側でも広く雪が降り、東北地方の日本海側から山陰にかけても雪が続く見込みです。
山沿いを中心に積雪がさらに増え、72時間降雪量は100cm前後に達する所もあると予想されています。特に青森県や長野県北部では、警報級の大雪となる可能性があります。車の立ち往生など、交通機関への影響に厳重な警戒が必要です。
1月16日〜17日の天気予報。北日本を中心に荒天が予想されている。
太平洋側でも真冬の寒さに!防寒対策を万全に
1月15日(水)は関東地方では気温が上がり、東京都心では最高気温が15℃と3月下旬並みの暖かさとなるでしょう。しかし、その他の地域では平年並みか低く、日中も空気が冷たいままです。
16日(木)以降は関東地方でも厳しい寒さが戻り、東京都心の最高気温は8℃と真冬の寒さとなるでしょう。名古屋市、大阪市、福岡市でも10℃に届かず、厳しい寒さが続く見込みです。18日(土)頃までは寒中らしい寒さが続くため、万全な防寒対策が必要です。
各地の気温変化。16日以降、全国的に気温が低下する予想。
日本気象協会の専門家は、「この冬は寒暖差が激しく、体調管理が難しくなっています。こまめな水分補給や適切な服装を心がけ、健康に留意してください」とアドバイスしています。