中居正広氏騒動でフジテレビが大揺れ!企業ガバナンスの欠陥露呈か?

フジテレビが、人気タレント中居正広氏(52)を巡る女性トラブル問題で激震に見舞われています。同局社員の関与が疑われるこの問題は、局内のみならず、海外の株主からも厳しい批判を浴び、企業ガバナンスの欠陥を露呈する事態へと発展しています。

中居正広氏と女性トラブル、そしてフジテレビ社員の関与疑惑

事の発端は、2023年6月に中居氏がX子さんという女性との間でトラブルを抱え、解決金9000万円を支払ったとされる報道でした。週刊文春は、この会食を間接的にセッティングしたのがフジテレビ社員のA氏だと報じ、波紋が広がりました。フジテレビ側は当初、A氏の関与を完全否定していましたが、事態は思わぬ方向へ展開していきます。

中居正広氏中居正広氏

15日配信の文春オンラインでは、フジテレビの女性アナウンサーが仮名で取材に応じ、「私もAさんに“献上”されました」と衝撃的な告白をしました。2021年冬に行われた飲み会での生々しい一部始終を明かし、フジテレビ社員の関与を裏付ける証言となりました。この告白は局内に衝撃を与え、「アナウンス室崩壊」「フジテレビ崩壊」を危惧する声が上がる事態となっています。

スポンサーからの問い合わせ殺到、海外株主からも批判

一連の報道を受け、フジテレビにはスポンサー筋からの問い合わせが殺到し、担当者は対応に追われています。広告収入で成り立つ民放テレビ局にとって、スポンサーの信頼を失うことは死活問題です。危機感を募らせたフジテレビは、外部弁護士による事実確認調査を開始しました。

さらに、事態は海外にも波及しています。フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(FMH)の第2位株主である米投資ファンド「ダルトン・インベストメンツ」は、FMH取締役会に対し、第三者委員会による調査と信頼回復を求める書簡を送付しました。書簡では、一連の騒動は「フジテレビの企業ガバナンスの深刻な欠陥を露呈している」と指摘し、「視聴者の信頼を損なうだけでなく、株主価値の低下につながる」と厳しく批判しています。

ジャニーズ問題の二の舞か? フジテレビの未来に不安

この問題はすでに海外メディアでも報じられており、故ジャニー喜多川氏の性加害問題のように、外圧によって事態が大きく動く可能性も否定できません。旧ジャニーズ事務所が事実上消滅したことを考えると、フジテレビの未来にも暗い影が落とされています。

佐々木恭子アナ佐々木恭子アナ

企業倫理コンサルタントの山田花子さん(仮名)は、「今回の件は、単なるスキャンダルではなく、企業のコンプライアンス体制の欠如が根底にある問題です。透明性のある調査と再発防止策が不可欠です」と指摘しています。

フジテレビ、開局以来最大の危機に直面

中居正広氏を巡る女性トラブル問題は、フジテレビにとって開局以来最大の危機と言えるでしょう。今後の対応次第では、企業イメージの失墜だけでなく、経営にも深刻な影響を与える可能性があります。フジテレビは、この危機をどのように乗り越えるのでしょうか。