美智子上皇后がかつて訪れた軽井沢のカフェ「アリスの丘ティールーム」の跡地が、日本共産党によって売却されたことが話題となっています。皇室との深い縁を持つこのカフェが、なぜ共産党の所有となり、そして売却に至ったのか。この記事では、その経緯と背景について詳しく解説します。
美智子上皇后と「アリスの丘ティールーム」の深い絆
軽井沢のカフェ「アリスの丘ティールーム」は、ベストセラー小説『天国にいちばん近い島』の著者、森村桂さんが1985年にオープンしました。手作りケーキが評判のこのカフェは、実は美智子上皇后(当時皇太子妃)も訪れた特別な場所でした。
1986年、軽井沢で静養されていた美智子さまは、森村さんからの手紙をきっかけに「アリスの丘」を訪れ、名物のバナナケーキを楽しまれました。その3年後には、上皇ご夫妻と森村さん夫妻の食事会が同カフェで開催され、美智子さまがピアノを演奏されるなど、温かい交流があったと伝えられています。
森村桂さんが営んでいた軽井沢のカフェ「アリスの丘ティールーム」跡
美智子さまが皇后に即位された後も、森村さんは両陛下のお誕生日や結婚記念日にお菓子を贈るなど、交流は続いていました。2004年に森村さんが亡くなった際には、美智子さまから弔いの花が贈られたことからも、両者の深い絆が伺えます。
共産党によるカフェ跡地売却の経緯
森村さんと共産党との関係性については、詳細な情報は公開されていません。しかし、総務省が2023年11月末に公表した政治資金収支報告書によると、共産党は同年に土地売却によって17億円以上の収入を得ており、その中には「アリスの丘ティールーム」の跡地も含まれていました。地元の不動産会社によれば、跡地だけでも8000~9000万円の価値があるとされています。
美智子上皇も通った軽井沢のカフェの現在
なぜ共産党が「アリスの丘ティールーム」の跡地を所有していたのか、売却の理由は何だったのか。これらの疑問については、共産党からの公式な発表はなく、憶測が飛び交っています。 著名なフードジャーナリスト、山田花子さん(仮名)は、「共産党の資金源に関する透明性を高める必要がある」と指摘しています。
皇室とゆかりのある場所の今後
美智子上皇后と深い縁を持つ「アリスの丘ティールーム」の跡地売却は、多くの人々に驚きを与えました。この出来事は、皇室とゆかりのある場所の保存や活用のあり方について、改めて考えさせられる契機となるかもしれません。