【台北=園田将嗣】台湾の中央気象局によると、21日午前0時17分(日本時間午前1時17分)頃、台湾南部・嘉義県を震源とする地震があり、同県で最大震度6弱、同・台南市と高雄市で5弱を観測した。震源の深さは9・7キロ・メートル、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・4と推定される。
台湾半島の各地で揺れを観測しており、消防当局によると、台南市で建物が倒壊して3人が閉じ込められたが、救出された。他にも落下物で1人が負傷するなどした。原子力や水力、火力の各発電所に被害は出ていないという。
その後も台湾南部で最大震度4を観測する地震が相次いでおり、当局が被害状況の確認などを進めている。