【台湾】嘉義県で最大震度6弱観測 M6.4、台南・高雄でも強い揺れ


 震源は嘉義県大埔郷で、震源の深さは9.7キロメートル。各地の最大震度は、◇嘉義県:6弱◇台南市:5弱◇高雄市:5弱◇嘉義市:4◇雲林県:4◇台東県:4◇南投県:4◇屏東県:4◇花蓮県:4◇彰化県:4◇台中市:4◇澎湖県:4◇苗栗県:3◇宜蘭県:3◇新竹県:3◇新竹市:2◇桃園市:2◇新北市:2◇台北市:2◇基隆市:1◇連江県:1——。

 地震発生後から21日午前5時過ぎにかけて、嘉義県と台南市を震源とするマグニチュード3~5程度の余震が50回余り発生した。

 中央通信社によると、中央気象署地震測報中心は、今後3日間は嘉南地区でマグニチュード5以上の地震が発生する恐れがあるとみている。

 内政部(内政省)消防署は地震の発生を受け、緊急対応グループを立ち上げ、被災状況の情報収集などに当たった。水や電気などライフラインや各地の鉄道に大きな被害は発生していないと説明した。

 台南市楠西区では平屋が倒壊し、6人が身動きが取れない状況となったほか、同市と嘉義市では計2人がエレベーターに閉じ込められたが、消防当局が救助活動を行い、全員がその場を離れた。

 ■道路寸断で50人が身動き取れず

 中央通信社によると、震源となった嘉義県大埔郷の西興村では、道路が寸断され、約50人が身動きの取れない状態となった。

 同村の林昆広村長は中央通信社の記者に対し、地震で強い揺れを感じたと説明。村民約50人が身動きが取れなくなったが、けが人はおらず、備蓄の食糧はあるという。道路の開通に向けて行政機関と調整を済ませたことも明らかにした。

 ■ダムは正常

 経済部(経済産業省)は21日朝、地震を受けダムの検査を行い、各地のダム施設と水の供給は正常だと発表した。

 公営の台湾電力(台電)によると、地震発生を受け、嘉義、台南、高雄の一部変電所などが影響を受け、一時3万戸超が停電した。午前4時10分までに全戸が復旧した。

 中央通信社によると、経済部産業園区管理局(園管局)は、嘉義と台南の産業園区では被害を確認していないと説明した。



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