京急線“ナゾの北陸っぽい駅”「金沢八景」には何がある?


【画像】 京急線“ナゾの北陸っぽい終着駅”「金沢八景」を写真で一気に見る

 しかし、だからといって今週末にでも金沢に行こうかな、というほどにはことは簡単ではない。昨今ではインバウンドやら何やらで新幹線はとにかく混んでいるし、もうすぐ例の春節というヤツもやってくる。きっと、金沢のホテルもお高くなっていることでしょう……。だから、おいそれと気軽な気持ちで遊びに行くには、ちとハードルが高いのだ。

 では、どこか代わりになるところはありませんか……と、つらつら地図を眺めていたら、首都圏にも「金沢」があった。

京急線“ナゾの北陸っぽい駅”「金沢八景」には何がある?

 それに、「八景」というからにはきっと見目麗しい景勝地に違いない。そういうわけで、横浜駅から京急線の快特に乗ったらおおよそ20分。京急線の要衝のターミナル・金沢八景駅にやってきたのである。

 横浜駅と金沢八景駅の間、快特は上大岡駅とお隣で車庫のある金沢文庫駅にしか停まらない。そして、金沢八景駅のひとつ先の追浜駅はもう横須賀市。だからこの駅は、横浜市にあっては南の端っこの駅ということになる。

 そんな金沢八景駅は、背後の西側に権現山という小さな山を抱え、東側に町が広がる立地にある。ホームは2面4線、橋上に改札を持つ。改札を抜けて東側に出ると、そのまま駅前広場を覆うペデストリアンデッキ。そこからシーサイドラインという新交通システムの駅にも繋がっている。

「シーサイドライン」誕生直後に生まれたあの場所

 金沢区沖合の埋立地に工業団地を開発するにあたり、その通勤路線として建設されたのがシーサイドラインだ。

 1989年に開業し、その4年後の1993年に八景島シーパラダイスがオープンしている。ちなみに八景島シーパラダイス、京急沿線にあるから京急系列の施設だと思っていたが、調べてみたら西武グループだった。

 それはともかく、金沢八景駅は金沢区の中核的な位置づけのターミナルであり、同時にシーパラダイスや工業団地へのアクセスの拠点という役割も持つ、ということになる。



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