岸和田市長の妻が市議選出馬 第一声で「子育て中の親の声を市政に届ける。子育てしやすい街をつくりたい」


【写真】永野耕平市長の会見に同席した紗代氏 ロングの黒髪が印象的

 1人でマイクを握った紗代氏は「子育てする親として、子育て中の親の声を市政に届けて、こんな制度だったらいいのになとか、もっとここを強化したらいいのにな…っていう声を集めて、私がお届けできて、今まさに子育て中、これから子育てするお父さんお母さんたちがもっとより良い子育て、しっかり楽しく子育てできるような岸和田市にしていきたい」と訴えた。

 5児の母の紗代氏は「1人目2人目まではしんどかったなって、今振り返ったらあるんですよ。3人目4人目、5人目ってなったら上の子も大きくなりますし、ちょっと心の余裕ができてきて、子育てができるようになってきた」と振り返った。

 自身の育児経験を踏まえ「いま気づいてないけれど、しんどいな、子育て大変だなとか聞いてくれる誰かがいいのになっていう、子育て真っ最中のママさんに寄り添って、いろんなお話を聞いていけたらいいのになっていうことも思っています」と強調した。

 紗代氏は「子育てメインで、いろいろな声を聞いて、勉強して、しっかりと市政に活かして子育てしやすい街をつくりたい」とした。

 2024年12月24日、同市議会から不信任決議を受け、議会を解散した永野市長の会見に紗代氏は同席。記者団から同市議選への出馬意思があるかどうかを問われ「考えておりません」と答えていたが、18日に配信された立花孝志氏のYouTubeチャンネルに出演。「今は立候補しようと思っています」と、市議選出馬へ前向きな姿勢を示していた。

 「短期決戦ですので、本当に1週間、しっかり頑張っていきたいと思っております」と、集まった支持者や道行く人に手を振った。

 市議選には29人が立候補を届け出た。選挙後初の市議会で、定数の3分の2以上が出席し、過半数の賛成で不信任案が再び可決されれば、永野市長は失職。その場合、出直し選に臨む考えを示している。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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