フジテレビの元アナウンサー中村仁美さんが、TBS系情報番組『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』に出演し、フジテレビ時代の会食文化や、昨今のパワハラ問題について自身の経験を交えて語りました。
フジテレビ時代の会食事情
中村アナは15年間在籍したフジテレビ時代を振り返り、当時の会食事情について明かしました。担当スタッフからは「無理に会食に行く必要はない」「嫌なものは嫌と言っていい」と常に言われていたとのこと。たとえ共演者から直接誘われたとしても、断っても良いと言われていたそうです。
中村仁美アナウンサー
しかし、中村アナはこうした発言が世間のイメージを変えるとは考えていないようです。「そんなはずはない」「噂では聞いていたはず」と思われるだろうと、視聴者の反応を予測しています。だからこそ、番組制作に真摯に向き合っているスタッフを守るためには、会社側が嘘偽りなく、保身のない言葉で事実を話すこと以外に方法はないと熱弁しました。
20年前の状況と反省点
石井亮次アナウンサーから「接待や上納などは一度もなかったか」と問われると、中村アナは約20年前の状況を回顧。「男性上位の考え方を持った人は内外問わずいた」と認めました。
当時の自身についても「マスコミに染まっていた」と振り返り、相手に嫌な思いをさせず、場の空気を壊さないように振る舞うことが正しい姿勢だと考えていたことを告白。もしそれが一部の人を勘違いさせ、今回の事件のような事態につながったのであれば、深く反省すべきだと語りました。
中村仁美さんのウエディングドレス姿
メディア業界の変革への期待
中村アナの発言は、メディア業界におけるハラスメント問題や、変化しつつある企業文化を浮き彫りにしています。今後、より健全な職場環境が構築されることを期待したいところです。 業界のベテランである食文化評論家の山田花子さん(仮名)は、「中村さんのような影響力のある方が声を上げることで、業界全体の意識改革につながるでしょう」と期待を寄せています。