国際政治学者の三浦瑠麗氏が27日夜から28日未明にかけてX(旧ツイッター)を更新。元タレント・中居正広氏と女性とのトラブルとフジテレビの対応が問題視されていることを受け、都内の同局で10時間以上かけて行われた2度目の会見についての見解を連続投稿した。
【写真】会見で挙手をする記者ら 10時間以上に及ぶ超ロングランとなった
会見では〝トラブル〟で被害を受けたとされる女性のプライバシー侵害などに配慮。当事者同士の間に起きたことについては言及しない前提の元、テレビ中継やネット配信では、質問者から報道された女性の実名が出た場合などに必要な編集を行った上で最低10分遅れでの放送・配信のルールで行われるといった姿勢が徹底された。
それでも、その〝核心〟に迫ろうとする質問者もいたことについて、三浦氏は27日夜のXで「当事者女性から聞いた話をアウティングする許可を得ていない経営陣に対して、吐け、吐けと責めるショーに見えてしまうけれど、その結果フジテレビに同情が集まってもいい、というのが質問者の判断なのだろうか。」と指摘。質問するフリー記者に対して「二次加害に気をつけるべきだ」という発言が他媒体の出席者からあり、その賛同者も登場して現場で「拍手が一部起きた」という描写も加えた。
同氏は「「少なくともフジテレビが今後、双方の当事者が積極的に話そうとしていない性に纏わるトラブルについて、憶測でワイドショー番組にできなくなったことだけは確かだと思う。そうした報道は元々放送基準に合うものではなく、週刊誌の領域にしておけばよいというのがわたしの見解です。」とポスト。さらに「文春によれば、文春によれば、と連呼してボードに他社報道を切り貼りするテレビ番組が一部でもなくなるとすればよいことだ、とたぶん文春自身が思っている。やるなら自分で取材してやれと。」と付け加えた。
さらに、三浦氏は28日未明に更新したXで「性被害専門家から助言を得て、セクハラ疑惑や性被害疑惑が浮上したときの対応方法を学ぶことは、フジテレビにとってたしかに重要なことと思う。その一方で、今回の会見で質問していた記者側が、ほんとうに性被害というものをわかっているのだろうか、とも思う。」と私見を綴った。
三浦氏の投稿に対してフォロワーからは「同じ話がぐるぐるしている感じがして、疲れますね…」「質問者の質もいかがかものか…。ちゃんとルールを守って頂きたいものです」といった意見や、「もうフジテレビ頑張れにギアチェンジ」「ある意味、フジテレビサイドからは良かったかも」と、質問者側の意図とは裏腹に追及される立場の局側に視聴者の同情が集まるという皮肉な流れを指摘する声もあった。
なお、三浦氏は2019年4月からフジテレビの番組審議会委員を務めている。
(よろず~ニュース編集部)
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