女優の高岡早紀(46)が演じる雨宮リカの“純愛モンスター”ぶりが凄みを増している戦慄のサイコスリラー、オトナの土ドラ「リカ」(土曜後11・40、東海テレビ・フジテレビ系)。第1部の最終話は衝撃的な幕引きを迎え、9日(2日は『FNS27時間テレビ』で休止)からいよいよ第2部がスタートする。
第1話の見逃し無料配信再生回数(FOD・TVerの合計、10月6~12日)は”土ドラ”22作品中、史上最高を記録。2位の「絶対正義」を大きく引き離し堂々の1位となった。特に35~49歳の”オトナの女性”に文字通り支持されている。撮影の日々を送る高岡に2部の見どころなどを聞いた。
「本当にリカは一途な人。邪念がないというと少し違うような気もするが、一途に相手を思うがゆえに邪魔者を消していく…リカ自身は本当に真っ直ぐで、特に大矢先生(小池徹平)が死んでしまうシーン(4話)を撮っていたときに”彼を心から愛していたんだな”と感じました」
リカという人物の分析を静かに始めた。ひたすら怖い。が、しかし、かわいい女性でもある。「そうですね。もったいない、残念な女性かもしれない。でも、それがリカの変わりようもない性格なので仕方がない」とも。「逆に視聴者の方々にリカのいい部分も感じ取っていただけているのであれば、人物像として深みのあるものになれたのかなと思います」と続ける。
リカ本人は、恐怖を与えているつもりはなく、常軌を逸した行動とも思っていないので「そのあたりがうまく出せていたのでは?」と振り返る。
私生活では、実の娘も毎回見ているそうで、若い設定の役どころに「28歳だって!?」と笑いながらツッコミを入れられたエピソードなども明かした。
高岡といえば、恋多き女性といわれるが、リカと重ね合わせ「私はそこまで恋愛にのめり込むことがもうない。なので、私自身で言うとあまり理解はできないが、もちろん分からなくはない。リカは一人ぼっちで友達もいないが、一人では生きていけない、誰かいてほしいという心情はとても分かります」と語った。
第2部は、大矢先生を思って3年間引きこもっていたリカが、ついに新しい運命の人を見つける。リカの新しい側面が散りばめられ、全体的にエンターテインメントの精神に沿って作られているのでさらに楽しめるという。
物語はこんな感じだ。
《映画会社に勤めるプロデューサーの本間隆雄(大谷亮平)は、映画のリサーチのためにマッチングアプリに登録。別居中とはいえ、妻子ある身…本来は必要ないが、本間が書いた“神宮寺たかお、年齢・38、職業・作家”という嘘のプロフィールに興味を持ち連絡を取ったのは、リカ(高岡)だった》
出演者は、ほかに徳永えり、柏原収史、夏菜。
(産経デジタル)