「イジメ」で不登校に追い込まれた小6男子が書いた“切実すぎる卒業文集”に校長が発した「驚きの一言」とは


【本人の写真】さいたま市の小学校でイジメを受けて不登校に追い込まれたAくんは「笑顔を大切に生きていきます」と宣言

 さいたま市に住むAくんは、小学4年生になった4月からイジメを受け、12月から翌年3月までのほとんどを不登校として過ごした。3月からは登校を再開し、今年の3月には卒業を控えている。しかし心のダメージは大きく、卒業文集の作文を書くことになった際、イジメの経験を書くと決めた。

 しかし学校側は、イジメに言及した内容に難色を示し、内容を変更するよう要請したという。

 卒業文集のテーマは「イジメの経験と、それを通じて気づいた笑顔の大切さ」というもので、作文のタイトルは「笑顔」だ。その中で、次のようにイジメの体験が書かれている。

教師に言われた「死んでないからいいじゃないですか!」

 クラスメイトからなぐられた次の日には加害者の親に『許して』とクラスのみんなの前で泣かれてとてもいやな気持ちになりました。辛い事が続いて、僕は学校に行くと頭やお腹が痛くなって学校に行けなくなりました。

 僕のイジメの事が新聞の大きな記事になったのを見て先生はイジメじゃないと言ったけどやっぱりイジメだったんだなと思いました>

 なぜ、この作文が「笑顔」というタイトルなのか。それは、イジメ体験の後に書かれている。

<学校に行けなくて辛い時、笑う事もできなかったけど、僕のために学校に何度も話しに行ってくれた人がいた事を知った時、友達や学童の先生、家族が心配して声をかけてくれたのがとてもうれしかったです。僕は、たくさんの人に支えてもらって生きてこれたのでこれからは僕もいつか恩返しできるように努力していきます。

『笑う門には福来る』のことわざを信じて、僕は、笑顔を大切に生きていきます>



Source link