きょう(日)も、強い冬型の気圧配置となっていて、午後も日本海側を中心に雪が続く見込み。さらに積雪の増える所があるため、交通機関への影響やなだれなどに注意が必要だ。あす(月)になると、大雪のピークは越えるものの、日本海側では雪が降りやすく、北陸周辺では局地的に雪の強まる所もありそうだ。火曜日(11日・祝)は、高気圧に覆われて雪も次第におさまってくるが、水曜日になると低気圧や前線の影響で天気が下り坂となる。南風が吹き込み一転して暖かな空気が流れ込むため、気温が高めとなりそうだ。北日本でもはじめは雨の所があるため、大雪となった所では、なだれや屋根からの落雪に加えて、雪解けによる災害にも注意が必要となる。
日本海側 大雪ピーク越えてもなだれなどに注意
上空の寒気の影響で、きょう(日)も日本海側を中心に雪となっている。日本海側ではすでに平年を上回る積雪となっているため、このあとも積雪の増加に注意が必要だ。また、あす(月)の朝にかけては、東海から九州にかけても、一部に雪雲の流れ込む所がある見込み。あす(月)になると、大雪のピークは越えるものの、近畿北部や北陸から北の日本海側を中心に雪が降りやすく、北陸周辺では雷を伴って局地的に雪の強まる所がありそうだ。雪の範囲が狭くなっても、なだれなどに注意が必要となる。
火曜日(11日・建国記念の日)になると、高気圧に覆われるため、午後は日本海側の雪も次第におさまっていく見通し。西日本は穏やかな陽気となるが、東日本や北日本は北よりの風が冷たく感じられそうだ。また、水曜日にかけては晴れる所も朝の冷え込みが強まる見込み。
水曜日は南風で気温上昇 なだれや雪解けに注意
また、水曜日から木曜日にかけては低気圧や前線が通過するため、西から天気が下り坂となる。寒気は北へと退いていき、南よりの風が強まって、一転して暖かな空気が流れ込むため、気温はこの時季としては高めとなりそうだ。北日本でもはじめは雨の所があるため、なだれや雪解けによる土砂災害や低い土地の浸水などに注意が必要だ。
雨のあとは冷たい風に この先も気温変化大きく
ただ、木曜日から金曜日にかけては北日本中心の冬型の気圧配置となるため、北陸や北日本を中心に再び雪の範囲が広がる見込み。全国的にも冷たい北よりの風に変わりそうだ。また、日曜日は東京の最高気温が10℃など、この時季らしい寒さの戻る所もあるため、この先も気温の変化で体調を崩さないように気をつけたい。
(気象予報士・及川藍)