トランプ氏、バンス副大統領を後継者指名せず 2028年大統領選へ駆け引き激化か

トランプ前大統領が、FOXニュースのインタビューでバンス副大統領を後継者とみなしていないと明言しました。この発言は、2028年の次期大統領選に向けた共和党内の権力争いをさらに激化させる可能性があります。本記事では、トランプ氏の発言の真意と、今後の大統領選レースの展望について詳しく解説します。

バンス副大統領、後継者レースで一歩リードも…トランプ氏の思惑は?

FOXニュースのインタビューで、トランプ氏はバンス副大統領を後継者とみなすかという質問に対し、「ノー」と回答。バンス氏の能力を評価しつつも、「時期尚早」だと述べ、明言を避けました。

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政治評論家の山田一郎氏は、「トランプ氏は、後継者を名指しすることで自身の影響力が低下することを懸念している」と分析します。「複数の有力候補に期待を持たせることで、彼らからの忠誠心を維持し、求心力を高めようとしているのでしょう」。

バンス氏は2024年の大統領選で副大統領に指名されたことで、後継者争いで一歩リードしているとの見方が一般的です。かつてトランプ氏を批判していたバンス氏ですが、現在では「MAGA」路線の継承者を演じています。

共和党内、有力候補ひしめく 2028年大統領選の行方は?

バンス副大統領以外にも、共和党内には有力な大統領候補がひしめいています。ルビオ国務長官、フロリダ州知事のデサンティス氏、そしてトランプ氏と距離を置くヘイリー元国連大使などが、2028年の大統領選への出馬を視野に入れているとされています。

共和党内の競争が激化する中、トランプ氏の影響力は依然として大きく、今後の大統領選レースを左右する重要な要素となるでしょう。各候補はトランプ氏への支持を表明するか、独自の路線を進むか、難しい選択を迫られています。

まとめ:混沌とする共和党、次期大統領選の行方は不透明

トランプ氏がバンス副大統領を後継者として明確に指名しなかったことで、2028年の大統領選に向けた共和党内の権力争いはさらに激化すると予想されます。バンス氏をはじめとする有力候補たちは、トランプ氏の動向を注視しながら、それぞれの戦略を練っていくことになるでしょう。今後の共和党、そしてアメリカ政治の行方に注目が集まります。