中国で「輸入博」開幕 習主席は関税引き下げなど対外開放アピール

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 【北京=三塚聖平】各国企業が中国に輸出したい産品を展示する大型見本市「中国国際輸入博覧会」が5日、上海で開幕した。習近平国家主席は開幕式での演説で、「中国の対外開放の門戸はますます大きくなる」と述べ、関税引き下げなど経済の対外開放を進める方針を強調した。米国との貿易協議が進む中で、海外企業に対する市場開放姿勢をアピールした形だ。

 輸入博の開催は昨年に続き2回目。中国メディアによると、10日までの期間中に約150カ国・地域から3千超の企業が出展。米国からの出展企業は約190社で、昨年よりも約2割増えたという。日本企業も多数参加している。開幕式にはフランスのマクロン大統領やギリシャのミツォタキス首相らが出席した。

 習氏は演説で、10月末に閉幕した中国共産党の重要会議、第19期中央委員会第4回総会(4中総会)での決定に改革深化や開放拡大の措置が含まれているとし、「さらに高いレベルの対外開放を引き続き推進する」と述べた。また、多角的貿易体制の重要性を強調した上で「貿易と投資の自由化や利便性向上を促進し、経済のグローバル化を推進する」と述べ、世界貿易機関(WTO)改革を支持する姿勢も示した。

 今回は香港企業の参加も増加したと伝えられている。「逃亡犯条例」改正問題に端を発する混乱が長期化し、それに伴う香港経済の減速が顕著になっていることが影響しているとみられる。

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