■コメ高騰「値下げよくない」
JAさがえ西村山 アグリランド産直センター 飯野真介センター長
「現状が生産者からすると適正価格、これまでが安かったのではないかという声も聞こえてくる。農家からすれば、また値段が下がるのはあまり(良くない)という気がする」
こう話すのは、コメどころ山形で農家をよく知るJAの産直センター。一方、消費者からは…。
買い物客
「少しでも価格が下がったら財布に優しいですよね。山形ですからラーメンを食べたり、そばを食べたりしますけど、ベースの食事はコメじゃないですか」
JAさがえ西村山 アグリランド産直センター 飯野真介センター長
「消費者の方からすると、少しでも安いほうがお買い求めいただきやすいというのがあるので、その辺のバランスを当然考えながら、備蓄米が出たタイミングでどうするかということになる」
■備蓄米放出 農家に“懸念”
コメどころ、仙台市のコメ販売店では…。
米工房いわい 岩井一剛社長
「どんどん値上がり値上がりで一定の価格が全然なくて、毎月のように値段が上がっている状態」
3月下旬から店頭に並ぶとみられる備蓄米ですが、価格を下げる効果があるか疑問視しています。
米工房いわい 岩井一剛社長
「全然、期待していない状態」
価格が下がるか、疑問の声は新潟でも。放出量が足りないというのです。
マルセン 太田雅悠専務
「合計21万トンという話だが、それぐらいの量だとそんなに(価格が)変わらないという問屋さんが圧倒的に多い」
放出の効果はコメ値上がりのペースが鈍くなる程度だと予想。これまでの価格に戻る可能性は低いとみています。
マルセン 太田雅悠専務
「主食(コメ)にかけるお金が増えると、主菜・副菜にかけるお金がどんどん減っていくというところ。我々スーパーにとってはかなり死活問題につながってくる」
テレビ朝日