ハリウッドで活躍する黒人女優、シンシア・エリヴォがブロードウェイミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』でイエス・キリスト役を演じることが決定し、大きな話題を呼んでいます。実力派女優として知られる彼女の新たな挑戦に、世界中から注目が集まっています。
シンシア・エリヴォ、ハリウッド・ボウルで歴史的快挙
エミー賞、グラミー賞、トニー賞を受賞し、オスカー賞にもノミネートされた経歴を持つシンシア・エリヴォ。映画『ウィキッド ふたりの魔女』のエルファバ役でも知られる彼女が、今年の夏、ハリウッド・ボウルで上演されるミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』でイエス・キリスト役を演じます。
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ハリウッド・ボウル公式SNSでもこのニュースが発表され、彼女の輝かしい経歴とともに、公演への期待が高まっています。 8月1日から3日までの3日間限定の貴重な公演となるだけに、チケット争奪戦は必至でしょう。
イエス役抜擢に賛否両論、エリヴォの演技に注目集まる
シンシア・エリヴォがイエス役を演じるのは、黒人女性としては史上初の快挙。しかし、このキャスティングには賛否両論の声が上がっています。一部からは「冒涜だ」との批判も出ている一方、「時代錯誤な意見だ」「実力で評価すべき」といった擁護の声も多く聞かれます。
過去の異例キャスティング事例
過去にも、黒人歌手のジョン・レジェンドや、同性愛者であるデクラン・ベネットがイエス役を演じた例があり、必ずしも白人男性が演じるという固定概念は薄れつつあります。
英国演劇界のスター、シンシア・エリヴォの実力
英国王立演劇学校出身のエリヴォは、2015年から2年間ブロードウェイミュージカル『カラーパープル』でセリ役を演じ、トニー賞ミュージカル部門主演女優賞、グラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞するなど、その実力は折り紙付き。
『ウィキッド』での好演も記憶に新しい
昨年公開された映画『ウィキッド ふたりの魔女』でのエルファバ役も記憶に新しい彼女が、どのようにイエス・キリストを演じるのか、世界中の演劇ファンが注目しています。
宗教と芸術の融合、新たな表現への挑戦
今回のキャスティングは、宗教と芸術の融合、そして新たな表現への挑戦と言えるでしょう。シンシア・エリヴォの演技力と、作品への深い理解が、どのような化学反応を起こすのか、今から期待が高まります。
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伝統的なイメージにとらわれず、新たな解釈で描かれるイエス・キリスト像は、観客に新鮮な驚きと感動を与えることでしょう。