広瀬すず主演「クジャクのダンス、誰が見た?」瀧内公美インタビュー!謎多き検事・阿南由紀の真意とは?

金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系)で、広瀬すずさん演じる主人公・山下心麦の父親殺害事件の真相を追う中で、キーパーソンとなる検事・阿南由紀。彼女を演じる瀧内公美さんに、役作りへの取り組みや、謎に包まれたキャラクターの真意について迫ります。

謎めく検事・阿南由紀、その複雑な役作り

「クジャクのダンス、誰が見た?」は、クリスマスイブに父親を殺された心麦が、残された“冤罪”の文字を手がかりに、弁護士の松風義輝(松山ケンイチ)と共に事件の真相に迫るヒューマンサスペンス。原作は、宝島社「このマンガがすごい!2024」オンナ編第4位にランクインした浅見理都さんの同名漫画(講談社「Kiss」所載)。脚本は、「半沢直樹」や「サンクチュアリ -聖域-」などを手がけた金沢知樹さんが担当しています。

瀧内さんが演じる阿南由紀は、検察庁“本部係”の検事。心麦の父親が遺した手紙を警察に渡していたことを知っていたり、“リュックの男”と接触していたりと、物語の鍵を握る重要な人物です。

瀧内さんは、阿南の複雑な役柄について、「誰と繋がっているのか、その目的は何なのかが視聴者にとって重要なポイント。演者も真相を知らされていないため、役作りに苦労している」と語ります。原作を読み込んでも謎が深まるばかりで、脚本を読み解きながら、演出家と相談して役柄の方向性を定めているそうです。

広瀬すず主演ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」瀧内公美さんインタビュー写真広瀬すず主演ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」瀧内公美さんインタビュー写真

検事としてのリアリティを追求

検事という役柄をリアルに表現するため、瀧内さんは監修の先生から指導を受け、実際に裁判を傍聴するなど、徹底的な役作りを行っています。検察官の立ち振る舞い、弁護人や裁判官との関係性を学ぶことで、阿南というキャラクターに深みを与えています。

「サスペンス作品だからこそ、視聴者を惹きつける演技が求められる。しかし、私自身もキャラクターの全貌を知らないまま演じているため、そのバランスが難しい」と、役者としての葛藤も明かしました。

広瀬すず主演ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」瀧内公美さんインタビュー写真広瀬すず主演ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」瀧内公美さんインタビュー写真

“リュックの男”との関係、そして今後の展開は?

物語の中で重要な役割を担う“リュックの男”との関係性についても、瀧内さんは「誰とどう関わっているのか明確ではないため、感情の表現に悩んでいる」とコメント。今後の展開については、「制作陣のみぞ知る」として、視聴者の期待感を高めました。

緻密な心理描写と伏線回収に期待

瀧内公美さんのインタビューからは、謎多き検事・阿南由紀を演じる上での苦労と、作品への強い思いが伝わってきます。今後の展開で、阿南がどのような役割を果たすのか、そして“リュックの男”との関係性がどのように明らかになるのか、目が離せません。「クジャクのダンス、誰が見た?」は、緻密な心理描写と伏線回収が見どころの、見応えのあるサスペンスドラマです。