【AFP=時事】英国のルーク・ポラード国防担当閣外相は3日、仏英両国がウクライナの部分停戦案でまだ合意に至っていないと述べた。これは、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が前日、仏英両国がウクライナの部分停戦を提案する意向だと発言したことを受けたもの。
【写真】仏英、1か月間のウクライナ部分停戦を提案へ マクロン氏
マクロン氏は仏紙フィガロのインタビューで、仏英両国がウクライナの「空・海・エネルギーインフラ」における1か月間の停戦を提案する意向を明らかにした。ただし、この停戦案は少なくとも初期段階では地上戦を対象としないと述べた。
しかし、ポラード氏は英タイムズ・ラジオに対し、「停戦の具体的な内容については合意に至っていない」とし、「フランスや欧州の同盟国と協力し、恒久的で持続可能なウクライナ和平の実現に向けた道筋を模索している」と付け加えた。
また、匿名で取材に応じた英政府関係者も、英仏による停戦案での合意はないとし、「さまざまな選択肢が検討されており、米国や欧州の同盟国とのさらなる協議が必要だ。1か月間の停戦についても合意には至っていない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News