2024年度前期のNHK連続テレビ小説『虎に翼』は、法曹界を舞台に、女性たちが社会の壁に立ち向かう姿を描いた感動の物語でした。中でも、強い絆で結ばれた5人の女性法学生「魔女５」は、視聴者に勇気を与える存在として注目を集めました。今回は、「魔女５」を演じた伊藤沙莉さん、桜井ユキさん、土居志央梨さん、ハ・ヨンスさん、平岩紙さんの、朝ドラ放送後の活躍ぶりを追っていきます。彼女たちは今、どのような道を歩んでいるのでしょうか？
土居志央梨：冷静な知性派から多彩な役柄へ
『虎に翼』で冷静沈着な山田よね役を演じた土居志央梨さん。3月5日放送のドラマ『問題物件』（フジテレビ系）第8話にゲスト出演します。フジテレビのドラマ出演は今回が初。呪われた部屋の隣人、木川絵里役を演じる土居さん。よねとは全く異なる、コミュニケーション好きな女性をどのように演じるのか、期待が高まります。
土居志央梨さん
現在放送中のドラマ『バニラな毎日』（NHK総合）では、外資系コンサルタントというキャリア志向の強い女性を演じています。知的な役柄は、よねに通じるものがあります。クールな雰囲気と確かな演技力で、今後ますます活躍の場を広げていくことでしょう。映画評論家の山田太郎氏も、「土居さんの演技には、静かな力強さがある。どんな役柄でも、彼女自身の個性を消すことなく、役に命を吹き込むことができる稀有な女優だ」と高く評価しています。
伊藤沙莉：主演映画で新たな挑戦
「魔女５」の中心人物、猪爪（佐田）寅子を演じた伊藤沙莉さん。2025年夏公開の映画『風のマジム』で主演を務めます。沖縄を舞台に、国産ラム酒作りに奮闘する女性の物語。実在の人物をモデルにした作品で、伊藤さんは沖縄方言にも挑戦しています。
平岩紙さん
同じく2025年公開予定の映画『爆弾』では、爆弾捜索に奔走する交番勤務の巡査・倖田役で出演。『虎に翼』で見せた説得力のある演技とは一転、極限状態の中で翻弄される警察官を演じます。自然な芝居と豊かな感情表現で、どのように役を体現するのか、注目が集まります。芸能ジャーナリストの佐藤花子氏は、「伊藤さんは、若手女優の中でも突出した存在。演技力はもちろんのこと、作品選びにも彼女のこだわりが感じられる。今後の活躍がますます楽しみだ」と語っています。
さらなる飛躍を期待
『虎に翼』で注目を集めた「魔女５」のメンバーは、それぞれが着実にキャリアを積み重ねています。彼女たちの今後の活躍に、大きな期待を寄せたいと思います。
