[モスクワ 6日 ロイター] – ロシア外務省のザハロワ報道官は6日、欧州連合(EU)が依然としてロシアに対して対決姿勢を続ける一方で、米国はレトリックを現実路線へと転換したとの見方を示した。
米ロはこのところ、ウクライナ停戦を巡り両国の高官協議を行うなど関係改善の兆しをみせており、欧州同盟国の不安をかき立てている。
ザハロワ氏は「欧州のエリート」はルソフォビア(ロシア嫌悪症)にとらわれ、欧州諸国は和平に関心がないため再軍備を進めていると主張した。
米国でのトランプ大統領の復権に対し、ロシアは何の高揚感も感じておらず、むしろ絶対的な現実主義を標榜していると述べた。