東京・高田馬場で、動画の生配信をしていたとみられる20代の女性が刃物で刺され、死亡しました。逮捕された男との関係は。
■20代女性刺され死亡
午前11時過ぎ、東京・高田馬場の狭い路地には緊急車両がたくさん止まっていて、規制線が張られています。さらにその先に、かなりの数の鑑識の捜査員が集まっているのが見えます。交差点の辺りで何やらしゃがんでいる捜査員の姿も見られます。
現場には、異様な声が響いていました。
近くにいた人
「(Q.聞いたこともないような)必死の叫び声だった」
事件が起きたのは、JR高田馬場駅からおよそ300メートル離れた住宅地です。午前10時前、通報が相次ぎます。
通報(午前10時前)
「女性が男性に刺されてけが。人が逃げ回っている」
刺されたのは20代女性。警視庁は、現場にいた40代の男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
周辺で働く人は、女性の悲鳴を聞いていました。
近くにいた人
「今考えるとものすごい必死の叫び声。本当に助けてというギャーという声」
目撃した人
「大きな声がして窓を開けたら、男と女性が走って向こう側に…」
逮捕された男も異様な様子を目撃されていました。
近くにいた人
「(Q.男は挙動不審?)そういう感じは正直、僕ら感じなかった。落ち着いて様子を見ている感じ。たぶん警察パトカーが来るまでだったので、5〜10分くらいかかってないかもしれないけど(警察を)待っている感じ」
近くにいた人
「(男は)ずっとただ倒れている女性の隣に突っ立っていただけ。すぐに警察が来て、犯人が手を挙げて逮捕された。『俺です』とそのまま手錠かけられ逮捕されました。ちょっと小太りで全身黒で165センチくらい。ずっと落ち着いていた」
目撃した人
「女性が倒れていて、数メートル先に(警察が男を)押さえつけていた」
「(Q.さすまたのようなもので?)押さえつけていた」
女性は刃物のようなもので、首や頭部、腹などを切られたり刺されたりして心肺停止の状態で病院に搬送。その後死亡が確認されました。
元警視庁刑事 吉川祐二氏
「人に危害を加えること。それが目的であった場合、その目的を達成したわけです。そのことからもう逃げも隠れもしないという考えで、その場に残っているということもあります」