【ヨハネスブルク=笹子美奈子】南アフリカ政府は15日、駐米大使エブラヒム・ラスール氏が米国務省から国外退去を求められたと発表した。米トランプ政権は南アの土地政策が白人に差別的だと主張しており、両国の関係悪化に拍車がかかっている。
米保守系サイト「ブライトバート・ニュース」によると、ラスール氏は最近の講演で「トランプ氏は(白人)至上主義を主導している」などと語った。ルビオ米国務長官は15日、SNSへの投稿で、「米国とトランプ大統領を嫌悪している」とラスール氏を批判し、「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましくない人物)」にあたると述べた。