【ロサンゼルス=後藤香代】米CNNによると、米中西部と南部で14日から15日にかけて激しい竜巻が発生し、少なくともミズーリ州など6州で計33人が死亡した。米国立気象局は14日夜からの24時間で40件以上の竜巻を観測した。
ミシシッピ川流域の上空に広がった積乱雲が竜巻をもたらした。多数の家屋が倒壊したミズーリ州で12人、ミシシッピ州で6人が犠牲となった。カンザス州とテキサス州では砂嵐のために多数の車の衝突事故が起き、それぞれ8人、3人が死亡した。アーカンソー州で3人、オクラホマ州でも1人の死亡が確認された。
アラバマ、テネシー、ジョージア、フロリダの各州でも竜巻の到来が予想され、被害の拡大が懸念される。