内閣府の大塚幸寛官房長は12日の衆院地方創生特別委員会で、安倍晋三首相の地元後援会員が多数招待された疑惑が指摘されている首相主催の「桜を見る会」をめぐり、政府の招待客選定に問題はないとの認識を示した。「プロセスは適正だと考えている」と述べた。
招待客名簿について「保存期間1年未満の文書と位置付けており、会の終了後、遅滞なく速やかに廃棄している」と語った。「事実上もう、今は調べることはできない」とも強調した。
招待客は、内閣府と内閣官房が各省庁の意見を踏まえて決定していると説明。「取りまとめの過程はこれまでのやり方で引き続き行いたい」として、改める考えがないことを強調した。