皇室の伝統行事である鴨場接待。2025年2月14日、千葉県市川市の宮内庁新浜鴨場にて、愛子さまが初めてこの行事に参加されました。佳子さまと共に、駐日外国大使らをもてなし、国際親善に貢献されたご様子を詳しくお伝えします。
鴨場接待とは?日本の伝統と国際交流の場
宮内庁新浜鴨場は、皇室が代々受け継いできた伝統的な鴨猟の場です。現在では、外交の場としても活用され、駐日外国大使らを招待することで、日本の文化を紹介し、親睦を深める貴重な機会となっています。
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愛子さまと佳子さま、華やかな装いでおもてなし
愛子さまは深緑のジャケットにチェックのスカート、佳子さまは赤を基調としたジャケットに黒のパンツという、それぞれに洗練された装いでご登場されました。キューバやスイスなど12カ国の大使らに、英語で流暢に話しかけられ、和やかな雰囲気の中、懇談されたとのことです。
鴨猟に挑戦!伝統技術に触れる
大使らと共に、愛子さまと佳子さまは鴨猟に挑戦されました。訓練されたアヒルを使ってカモをおびき寄せ、「叉手網」と呼ばれる絹糸の網で捕獲する、繊細な技術が求められる伝統的な猟法です。お二人とも見事、それぞれ1羽ずつカモを捕獲され、足に標識をつけて放鳥されました。
日本の伝統に触れる貴重な体験を、各国の大使らと共有することで、国際親善にも繋がったことでしょう。 食文化研究家の山田恵子氏(仮名)は、「鴨猟は単なる狩猟ではなく、自然との共生を大切にする日本の精神文化を象徴するものです。この体験を通して、日本への理解が深まることを期待します」と語っています。
新浜鴨場:天皇皇后両陛下のご縁を繋いだ場所
実はこの新浜鴨場、天皇皇后両陛下にとって特別な場所です。1992年10月3日、当時皇太子殿下だった天皇陛下が、雅子さまにプロポーズされたのが、まさにこの鴨場だったのです。
両陛下のプロポーズ秘話
1993年のご成婚記者会見で、天皇陛下は「10月3日に千葉県の鴨場で雅子さんのほうに『私と結婚していただけますか』というようなことを申しました」とプロポーズの言葉を明かされました。雅子さまも当時の心境を率直に語られ、国民の大きな感動を呼びました。
両親の大切な思い出が刻まれたこの場所で、愛子さまが国際親善の役割を果たされたことは、感慨深いものがあります。歴史と伝統を受け継ぎながら、未来へと繋ぐ皇室の役割を改めて感じさせる出来事となりました。
まとめ:未来への希望を象徴する鴨場接待
愛子さま初の鴨場接待は、日本の伝統文化と国際親善の融合を象徴する、意義深い行事となりました。佳子さまと共に、笑顔で各国の大使らと交流されるお姿は、まさに未来への希望を感じさせます。今後のご活躍にも、ますます期待が高まります。