大阪市住之江区のATCシーサイドテラスにあるストリートピアノが、演奏者の練習不足を指摘する投稿で話題となっています。この記事では、騒動の経緯やカフェ側の対応、そしてストリートピアノ利用に関する課題について詳しく解説します。
ストリートピアノ設置のカフェ、演奏練習不足に苦言
ATCシーサイドテラス内のカフェ「cafe&dining goo-note」に併設されたストリートピアノ。公式Xアカウント「南港ストリートピアノ」が「練習は家でしてください」と投稿し、物議を醸しています。フードコート内に設置されているピアノの演奏につっかえる人が多く、クレームが入っているとのこと。「練習を重ねてつっかえずに弾けるようになってから、ここで発表して頂けたら幸いです」と訴え、「誰かに届いてこそ『音楽』です。手前よがりな演奏は『苦音』です」と強い言葉で締めくくりました。
南港ストリートピアノの注意書き
カフェ側の見解と今後の対応
カフェ側の公式Xアカウントは、ピアノのXアカウントとは別運営であることを説明。アルバイトスタッフが運営しているピアノアカウントの投稿について、「伝えたいことは沢山ありますが現在精査中」としています。また、言葉の齟齬や認識不足があったことを認め、いち早く世間との擦り合わせをしたいと表明しました。
ストリートピアノ併設のカフェ
店長は、今回の騒動を受けながらも、「早い!美味しい!お洒落!」をモットーに、お客様と共に成長し愛される店を目指すとコメント。今後の対応に注目が集まります。
ストリートピアノ利用のルールとマナー
カフェのウェブサイトには、ストリートピアノの利用に関するルールが掲載されています。演奏時間は土日祝限定の14時から18時まで、1人10分まで。周囲への配慮、演奏者のみの撮影許可、楽器の持ち込みや歌唱禁止、集客目的の告知禁止など、様々なルールが定められています。
専門家の意見
音楽教室を経営する佐藤先生(仮名)は、「ストリートピアノは公共の場にあるもの。演奏を楽しむと同時に、周囲への配慮も大切です。練習不足で周囲に迷惑をかけることは避け、マナーを守って利用することが重要」と指摘しています。
まとめ:ストリートピアノと共存するために
今回の騒動は、ストリートピアノの利用における課題を浮き彫りにしました。演奏者、設置者、そして利用客、それぞれの立場が尊重され、気持ちよく利用できる環境づくりが求められています。練習不足の指摘は厳しい意見ではありますが、ストリートピアノをより良い形で活用していくための議論のきっかけとなることを期待します。