メジャーリーグに挑戦する李政厚(イ・ジョンフ)選手が、10日ぶりの実戦で鮮烈な復帰を飾りました。腰痛の影響でオープン戦を一時離脱していましたが、24日(日本時間)に行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下3Aチームとの練習試合で、2打数1安打1四球1打点1得点と素晴らしい活躍を見せ、完全復活をアピールしました。
復活を告げるタイムリーツーベース!
復帰戦となったこの試合、李政厚選手は3番センターで先発出場。初回裏、1死一塁の場面で打席に立つと、センター前へ豪快な二塁打を放ち、走者を生還させました。さらに後続打者のエラーも絡み、自身もホームイン。幸先の良いスタートを切りました。
センター前へ豪快な二塁打を放つ李政厚選手
2回裏には二死一、二塁のチャンスで四球を選び、4回裏には一塁ゴロに倒れましたが、6回表に交代するまで攻守にわたって存在感を示しました。
「心配はしていなかった」力強い言葉
試合後のインタビューで、李政厚選手は「怪我というほどのことではなかった。全く心配していなかった」とコメント。力強い言葉からは、完全復活への自信が伺えます。
首位打者候補にも名を連ねる実力
サンフランシスコ・ジャイアンツにとって、李政厚選手の復帰は大きな朗報です。MLB.comは専門家59人の意見を元に、ナショナルリーグの首位打者候補に李政厚選手を選出。昨季3割1分4厘で3年連続首位打者を獲得したルイス・アラエス選手(サンディエゴ・パドレス)が最有力候補とされていますが、李政厚選手も十分にタイトル獲得を狙える実力者として注目されています。
オープン戦で本塁打を放ち一塁ベースを駆け抜ける李政厚選手
データも期待の高さを裏付ける
野球統計サイト「ファングラフス」の成績予測システム「スチーマー」も、李政厚選手の活躍を予想しています。143試合出場、打率.294、14本塁打、62打点、88得点、13盗塁、OPS.789、WAR3.9という予想は、チームの中心選手としての活躍を期待させるものです。特に打率.294は、ナショナルリーグ全体でアラエス選手に次ぐ2位の好成績です。
さらなる活躍に期待!
今回の復帰戦での活躍は、ファンにとって大きな喜びであり、今後の活躍への期待をさらに高めるものとなりました。開幕に向けて、李政厚選手のさらなる飛躍に注目が集まります。