パスポート忘れでUターン!?ユナイテッド航空、操縦士のうっかりで上海行きに大幅遅延

ロサンゼルス発上海行きのユナイテッド航空機が、操縦士のパスポート忘れが発覚し、サンフランシスコへ緊急着陸、その後改めて出発するというハプニングに見舞われました。乗客257名は予期せぬ6時間の遅延を強いられ、航空会社からは食事券と補償が提供されました。jp24h.comでは、この出来事の詳細をお届けします。

操縦士のパスポート忘れで太平洋上でUターン

2025年3月22日午後2時、ユナイテッド航空198便はロサンゼルス国際空港を離陸し、上海へと飛び立ちました。乗客257名と乗員13名を乗せた機体は、順調に太平洋上空を飛行していたかのように見えましたが、離陸から約2時間後、思わぬ事態が発生します。操縦士がパスポートを忘れていたことが発覚したのです。

ユナイテッド航空機ユナイテッド航空機

フライト追跡サイト「FlightAware」の情報によると、同機は進路をサンフランシスコへと変更し、午後5時ごろ着陸しました。国際線の操縦士にとってパスポートは必要不可欠。出発前に確認しなかったのは痛恨のミスと言えるでしょう。航空業界専門家の山田一郎氏(仮名)は、「出発前のチェックリストは厳格に定められており、このような事態は極めて稀。安全管理体制の見直しが必要だ」と指摘します。

代替乗員で再出発、乗客には食事券と補償を提供

ユナイテッド航空は声明で、「操縦士がパスポートを持たずに搭乗した」ことを認め、乗客への謝罪と経緯説明を行いました。同社は迅速に代替の乗員を手配し、同日午後9時ごろ、改めて上海に向けて出発。当初の予定より約6時間遅れで目的地に到着しました。

乗客には食事券と補償が提供されましたが、大切な時間を奪われたことに対する不満の声もあがっています。旅行代理店勤務の佐藤花子氏(仮名)は、「旅行者にとって時間は貴重。航空会社には再発防止策の徹底を求めたい」と語りました。

今回の出来事から学ぶ教訓

今回の出来事は、どんなにベテランの操縦士でもミスは起こりうるということを改めて示しました。航空会社には、チェックリストの再確認や乗務員への教育徹底など、安全管理体制の強化が求められます。

今回の件は、私たち旅行者にも教訓を与えてくれます。パスポートの保管場所を再確認し、出発前に必ず所持しているか確認する習慣を身につけましょう。

まとめ:パスポートは旅の必需品!

操縦士のパスポート忘れという思わぬハプニングに見舞われたユナイテッド航空198便。乗客は6時間の遅延を強いられましたが、代替乗員により無事に上海に到着しました。パスポートは海外旅行に欠かせない大切なものです。今回の出来事を教訓に、改めてパスポートの管理を徹底しましょう。