高市早苗前経済安保相が29日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ-朝日放送テレビ」に出演。アメリカがロシアのウクライナの停戦合意を発表したことについて言及した。
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高市氏は、停戦は進むのか、などの質問に「ここで日本政府の姿勢が全く見えないのがとても残念に思ってます。まず武力で国境線を動かせる、ということがもう事実化しちゃって、みんながそれを認めちゃったら、もう日本にとっては明日はわが身、なんですね」とコメント。
「ロシアがウクライナに侵攻した22年2月、そのあと4月ごろに、ロシアのセルゲイ・ミロノフ議員が『ロシアは北海道の全ての権限を有する、との発言がありましたよね』(※『一部の専門家によると』と前置きして発言したと一部報道)。本当に武力で国境線を動かせるんだったら、今度、東にその目が向いた時に、私達は大変なことになる、とつくづく思いました」と話した。
合意文書についても「私自身は、ロシアっちゅーのは、歴史的に、絶対に国際約束を守らん国やと思ってます」と関西弁(※奈良出身)で淡々。「明治時代の下関条約(日清講和条約)、あれかて、チャラにされましたやん。日清戦争で得た遼東半島、あれかて、清に戻されて、そのあと、ロシアが借りる、と。先の大戦のあれもちょっと、日ソ中立条約を破って…。日本はさんざんひどい目におうてる(あってる)んで、ほぼほぼ信用できない」と語った。