1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件からヒントを得て、テロリストと人質の交流を描いた小説「ベル・カント」が原作。
日本の実業家や各国大使らが集まり、南米某国の副大統領邸で開かれていたサロンコンサート中にテロリストが侵入し、収監中の同志の解放を求めて占拠。交渉が続く中、テロリストと人質の間に交流が生まれ始める…。
世界的オペラ歌手役にジュリアン・ムーア(歌唱吹き替えはソプラノ歌手、ルネ・フレミング)、日本の実業家役に渡辺謙。豪華な顔ぶれを使い切れていないのが惜しい。
15日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪・TOHOシネマズ梅田などで全国公開。1時間41分。(啓)
★★★☆(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)