ウォルツ大統領補佐官、Gメール私用アカウントで公務処理か?米政権の情報管理に懸念

ホワイトハウスの情報管理体制に再び暗雲が立ち込めている。米紙ワシントン・ポストの報道によると、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障問題担当)をはじめとする国家安全保障会議(NSC)の職員が、公務でGoogleのメールサービス「Gメール」の私用アカウントを使用していたというのだ。機密情報の漏洩リスクやサイバー攻撃への脆弱性など、その影響は計り知れない。

Gメール私用アカウント使用の実態とは?

ウォルツ補佐官は、自身のスケジュールや職務関連文書をGメールで受け取っていたとされる。機密性は低いとはいえ、悪用される可能性は否定できない。NSC職員も同様にGメールを使用し、他省庁職員と軍事拠点や兵器システムに関する情報交換を行っていたという。他省庁職員は政府アカウントを使用していたにもかかわらず、NSC側が私用アカウントを使用していたことは、政府全体のセキュリティポリシーに反する可能性がある。

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度重なる情報管理の不備

今回のGメール問題以前にも、ウォルツ補佐官はセキュリティ上の問題を起こしている。一般向けアプリでイエメンへの空爆計画を協議したことが発覚し、批判を浴びたばかりだ。さらに、ロシア・ウクライナ戦争に関するチャットグループを別の一般アプリ「シグナル」で作成していたとも報じられている。これらの事案は、ウォルツ補佐官の情報管理に対する意識の低さを露呈していると言えるだろう。

専門家の見解

情報セキュリティ専門家の田中一郎氏(仮名)は、「政府高官が私用アカウントで公務を処理することは、情報漏洩のリスクを高めるだけでなく、国民の信頼を損なう行為だ」と指摘する。「政府は早急に情報管理体制を見直し、再発防止策を講じる必要がある」と警鐘を鳴らしている。

ホワイトハウスの対応

ホワイトハウスは今回の報道に対し、具体的なコメントを控えている。しかし、内部調査に着手しているとの情報もあり、今後の対応が注目される。

今後の展望

一連の情報管理問題を受け、米政権の情報セキュリティ体制に対する懸念が高まっている。国民の安全を守るためにも、政府は透明性のある情報公開と厳格なセキュリティ対策を徹底する必要がある。今後の動向を注視していく必要があるだろう。