【世宗聯合ニュース】米国と中国の報復関税の応酬が激しさを増す中、8日のソウル外国為替市場で韓国の通貨ウォンが対ドルで下落し、世界金融危機時の2009年以来のウォン安・ドル高水準を記録した。
この日の終値(午後3時半時点)は前日比5.4ウォン安・ドル高の1ドル=1473.2ウォン(約147円)で、終値としては09年3月13日(1ドル=1483.5ウォン)以来16年ぶりのウォン安となった。
午後3時半時点のウォンの対円の為替レートは100円=998.68ウォンで、前日比9.53ウォンのウォン高・円安を記録した。
この日の総合株価指数(KOSPI)の終値は前日比6.03ポイント(0.26%)高の2334.23。新興企業向け株式市場コスダックの指数は前日比7.15ポイント(1.10%)高の658.45で取引を終えた。
米国が9日から中国からの輸入品に34%の相互関税をかけると発表したことを受け、中国も同じ税率で報復関税を課すと表明。これに対し、トランプ米大統領はさらに50%の追加関税を課すと明らかにしていた。
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