スリランカ、親中派リード 大統領選、開票続く

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16日、スリランカ・コロンボで、大統領選の投票所に入る有権者ら(共同)

16日、スリランカ・コロンボで、大統領選の投票所に入る有権者ら(共同)

 16日投開票のスリランカ大統領選は17日、開票作業が続いた。国営テレビによると17日未明の段階で、有効投票約46万票のうち、親中派の前大統領の弟であるラジャパクサ元国防次官(70)の得票率が52・8%で、39・8%のプレマダサ住宅建設・文化相(52)をリードしている。過半数を獲得した候補が当選する。

 17日夕(日本時間同日夜)にも大勢が判明する見通し。有権者は約1600万人で、選管は投票率が80%を超えるとの見通しを示した。2015年の前回選は81・5%だった。大統領の任期は5年。

 議会はインド寄りの統一国民党が多数派で、プレマダサ氏が党副代表を務める。ラジャパクサ氏は当選すれば親中に傾斜するとみられ、インドや「自由で開かれたインド太平洋」を提唱する日米は警戒している。(共同)

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