ゴーン被告逮捕1年 来春にも初公判、全面対決へ

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3月6日、弁護士事務所を出るカルロス・ゴーン被告=東京都千代田区(古厩正樹撮影)

3月6日、弁護士事務所を出るカルロス・ゴーン被告=東京都千代田区(古厩正樹撮影)

 日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が東京地検特捜部に逮捕されてから19日で1年となる。現在は早ければ来春にも始まる裁判に向け、争点を絞り込む公判前整理手続きが月1回程度、開かれている。弁護側は無罪を争う以前に、捜査は違法だとして起訴を取り消す公訴棄却を求めるが、有罪立証に自信を深める検察側からは「意味のない場外戦」との声もあがる。

ほぼ毎日事務所、裁判準備に専念

 「非常に厳しい保釈条件に耐え、裁判に向け、それなりに元気に活動している」。東京都内で11日、記者会見した弁護団の弘中惇一郎弁護士はゴーン被告の近況をこう説明した。4月に保釈された後、保釈条件に従い、監視カメラ付きの都内の住宅で暮らすゴーン被告。平日はほぼ毎日、弘中氏の事務所へ足を運び、裁判資料を読んだり、弁護団と議論したりして裁判準備に専念している。

 娘と京都旅行を楽しむこともあったが、事件関係者とされる妻、キャロルさんとの接触は原則禁止され、ゴーン被告は強い不満を抱いているという。弁護側は東京地裁に保釈の条件変更などを繰り返し求めたが、面会は実現していない。

 公判前整理手続きは月1回ペースで開かれ、ゴーン被告本人も毎回出席。6月には記者会見も一時検討したが、現在は「裁判をどう闘うかに関心があり、メディアに話すことは考えていない」(弘中氏)という。

検察側、弁護側双方主張に自信

 一連の捜査は昨春から行われた日産の内部調査を機に始まり、着手前に日産幹部2人が特捜部との司法取引に応じたことで進展した。こうした経緯を弁護側は厳しく批判する。仏自動車大手ルノーとの統合を恐れ、ゴーン被告を追放しようとした日産側の意向があったとして、「2人は会社の『業務命令』に従ったに過ぎず法の趣旨に反する」と主張。さらに捜査権が及ばない海外で日産による違法な証拠収集が行われたとして、公訴棄却を求める。

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