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イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区・ガザ地区の最南部にあたるラファを包囲したと発表し、今後さらに軍の活動範囲を広げると警告しました。
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イスラエル軍は12日、ガザ地区南部ラファとハンユニスを分断する「モラグ回廊」の設置を完了し、「ラファを包囲した」と発表しました。
イスラエルメディアは、これによりエジプト国境からハンユニス郊外まで、ガザ地区全体のおよそ20%がイスラエル軍の「緩衝地帯」となると報じています。
カッツ国防相は、イスラム組織「ハマス」を「排除する最後の瞬間だ」などとして、ガザ地区の大部分に軍の活動範囲を広げるとの声明を出しました。
こうした中、ハマス側は12日、人質にしている男性兵士の映像を公開しました。映像で男性は人質の解放が進まないことにイスラエル政府などへ怒りをあらわにしていますが、イスラエル政府はこれまで、こうした映像をプロパガンダだと批判しています。