山形県警と東北電力山形支店は18日、災害時の応急対策に関する支援協定を結んだ。救助活動を円滑に行えるようにするため、東北電は活動の障害となる電柱や電線を撤去する一方、県警は東北電の設備の被害情報を同支店に伝える。
協定によると、災害発生時に県警は電柱・電線の撤去のほか、必要な電力の供給、県警本部や警察署などの電力復旧を要請。東北電は早期に対応するとともに、長時間の停電について地域や戸数、復旧の見通しなどの情報を県警に伝える。
同支店の藤原正雄支店長は「県民の安全・安心に向けて有事の際は即応したい」とし、一瀬圭一・県警本部長は「実効力あるものにするために訓練し、関係を深めたい」と語った。
東北電は同様の協定を福島県警とも結んでいる。