中国・浙江省で22日、下校中の小学生や迎えの保護者の列に乗用車が突っ込んだ。子供を含む複数が死亡したとみられている。車は校門に激突し、フロント部分が大破。運転手の男は拘束されたが、中国当局は依然詳細を公表せず、情報統制が行われているとみられている。
下校中の小学生らに車が突っ込み死者多数
中国でまたしても、暴走車両によるとみられる事故が起きた。
多くの人が駆け回り、現場は騒然としている。止まっている車の側には、人が何人も倒れており、その中には子供の姿がある。
事故が起きたのは、中国・上海に隣接する浙江省で、目撃者や保護者らによると、下校時間に車が小学校の校門に突っ込んだという。
SNSに投稿された映像では、車がフロント部分の内部が見えるほど大きく破損していて。その周りに、多くの人が倒れているのが確認できる。
近所に住む保護者:
救急車がひっきりなしに来ていました。
保護者:
大人が5人、子供も亡くなって、その場に多くの遺体が並べられていたそうです。
SNSへの投稿もすぐに削除…情報統制か
下校中の児童に加え、迎えに来ていた保護者らが巻き込まれ、多くの死傷者が出たとみられている。現場周辺は警察による通行規制が行われるなどして、物々しい雰囲気に包まれていた。
事故を起こした車の運転手は、男だったという。駆けつけた警察官は車の窓ガラスを割り、男の身柄を拘束したという。
中国当局は、事故から2日経っても公表せず、事件に関するSNSへの投稿もすぐに削除されていて、情報統制が行われているとみられている。
(「イット!」4月24日放送より)
イット!