愛子さまは2025年11月17日から22日までの5日間、初の海外公式訪問としてラオスをご訪問されました。出発時には「精いっぱいがんばってきます」「緊張しています」とのお言葉で見送りの方々に語られましたが、そのご訪問は、愛子さまの国際親善への真摯なご姿勢と、滞在中に披露された11着にも及ぶ華やかなお召し物によって、鮮やかに彩られました。この記事では、ラオスでの愛子さまの感動的なご訪問の足跡と、その中で見せられたご活躍を詳細に振り返ります。
ラオス訪問の幕開けとビエンチャンでのご交流
2025年11月17日、愛子さまはラオスに向けて日本をご出発されました。翌18日には、ラオスの首都ビエンチャンに到着。まず、高さ約50メートルを誇るビエンチャンの凱旋門をご訪問になり、市内を一望されました。その後、ラオスの伝統的な民族衣装であるスア(上着)、パービアン(肩掛け)、シン(巻きスカート)をお召しになり、国家主席を表敬訪問されました。夜には晩餐会が催され、色とりどりの菊の花が描かれた豪華な振り袖姿で、初めての海外公式訪問におけるお言葉を述べられ、国際舞台でのご公務を立派に務められました。
2025年11月17日、ラオスご訪問に出発される愛子さま
19日には、ビエンチャン市内の中高一貫校をご訪問。日本語の授業に参加し、福笑いを楽しむ生徒たちと交流されるなど、和やかな雰囲気の中で日本の文化をご紹介されました。
世界遺産の古都ルアンパバーンでのご視察
ご訪問4日目の20日、愛子さまはビエンチャン駅から高速列車にご乗車になり、世界遺産に登録されている古都ルアンパバーンへ移動されました。ルアンパバーンでは、ピンクと青紫を基調としたラオスの民族衣装にお着替えになり、かつての王朝の菩提寺であったシェントーン寺院をご視察。ラオスの歴史と文化に深く触れられました。
さらに、ルアンパバーンに日本のNPOが設立・運営するラオ・フレンズ小児病院を訪問され、現地の医療状況と日本の支援活動について熱心にご視察されました。その後、ルアンパバーンから約30キロ離れた景勝地、クワンシーの滝を訪れ、「感動しました」とご感想を述べられるなど、ラオスの豊かな自然にも触れられました。
伝統文化体験とご帰国
21日には、伝統的な織物を展示する「ラオ・シルク・レジデンス」をご訪問。ここでは、実際に機織りを体験され、ラオスの伝統工芸に親しまれました。
全ての公式日程を終えられた愛子さまは、22日にラオスからベトナムを経由し、無事に成田空港にご到着。宮内庁を通じて「充実した心に残る訪問となりました」とご感想を公表され、初の海外公式訪問が成功裏に終わったことを示されました。この5日間のご訪問は、愛子さまにとって貴重な国際経験となり、日本の皇室とラオスとの親善関係を一層深めるものとなりました。





