豊田真由子元衆院議員、参政党で新たな「パワハラ騒動」か? 梅村議員との衝突も

現在、日本の政治舞台で再び注目を集める豊田真由子元衆院議員(51)が、参政党の要職に就任後、新たな「パワハラ騒動」を引き起こしたと報じられています。8年前に世間を騒がせた元政策秘書への暴行事件は記憶に新しいところですが、今回もその過去を彷彿とさせるような「事件」が党内で発生していたことが明らかになりました。本稿では、この新たな騒動の詳細と背景、そして参政党内での彼女の振る舞いが引き起こしている波紋について深掘りします。

参政党での新出発と過去の経緯

この夏の参院選で躍進を遂げた参政党は、9月上旬に党人事を刷新し、豊田氏はボードメンバーと呼ばれる常任役員に抜擢されました。併せて政調会長補佐という重責も担うことになり、新たな政治活動に臨んでいました。

豊田氏といえば、自民党議員時代の2017年6月に元政策秘書への激しい暴行が発覚し、同年秋の衆院選で落選した経緯があります。傷害と暴行容疑で書類送検されたものの、のちに不起訴処分となりました。その後は、厚生労働省出身の「公衆衛生の専門家」としてテレビ出演を続けるなど、メディアでの露出を重ねてきました。世間を震撼させた「このハゲーっ!」という発言から8年が経ち、「深く反省している」と語る豊田氏を参政党が迎え入れた形です。

しかし、その「新天地」でも、早くもあつれきが生じているとのことです。党関係者によると、省庁が議員にレクチャーする際、豊田氏が同席することが多く、他の議員を差し置いて長時間にわたり質問を続けるため、貴重な時間が費やされてしまうといいます。新人議員が多いことから、「経験者の私がチェックしてあげる」という意識があるようですが、その「上から目線」の指示に、議員らは辟易していると報じられています。

豊田真由子元衆院議員の肖像豊田真由子元衆院議員の肖像

個室要求が引き起こした「事件」の顛末

こうした状況の中、ついに「事件」は発生しました。別の党関係者の証言によれば、およそ2カ月前のことです。豊田氏は「自分用の部屋がないと会話が筒抜けになってしまう。落ち着いて電話もかけられないので、議事堂内に個室を用意してほしい」と要望しました。しかし、党の控室に彼女の希望通りのスペースを直ちに設けることは困難でした。

この状況を梅村みずほ参院議員(47)が豊田氏に伝えたところ、豊田氏は態度を豹変させました。「人を馬鹿にして!」「私のメンツを傷つけるの?」などと、大声を張り上げて梅村議員に食ってかかったといいます。周囲には同党の複数の議員が居合わせていたにもかかわらず、豊田氏は我を忘れて逆上してしまったと報じられています。

結びに

今回の豊田真由子元衆院議員を巡る騒動は、過去のパワハラ事件の記憶を再び呼び起こすものとなりました。参政党という新たな舞台での活動において、彼女の「上から目線」と感情的な振る舞いが党内のあつれきを生み出している現状は、今後の党運営に少なからず影響を与える可能性があります。豊田氏が今後どのように自身の言動を管理し、党内で信頼を築いていくのか、その動向が注目されます。