2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は25日、大阪メトロ中央線夢洲(ゆめしま)駅に隣接する入場口「東ゲート」について、26日~5月6日のゴールデンウイーク(GW)期間中に、来場のための予約枠を拡大したと発表した。開幕以降、来場者数が1日10万人を下回る日が続いており、西ゲートより入場希望が多いとみられる東ゲートの枠を広げることで、好天が予想されるGWの来場促進を図る。予約枠の拡大で、さらなる混雑対策も求められそうだ。
協会幹部は「(どれくらいの人数分の枠を拡大するかは)実数は申し上げられない」としつつ、「一定の枠を増やす」と述べた。今週末は「それほど気温が上がらず、雨も降らない見通し」だとし、来場者数が増えるとの見通しを示した。
万博は原則、入場するゲートや日時を予約して来場する。協会は、約6割の来場者が中央線を利用すると想定しており、主にシャトルバスでの来場者が利用する西ゲートと比べ、東ゲートは混雑する状況が続いていた。
チケットを購入して入場した一般の来場者数は開幕日の13日に11万人を超えたものの14日以降は1日4~9万人で推移。会期中に想定する来場者数2820万人を達成するためには、GWや夏休み期間中にどれだけ来場者数を増やせるかが鍵となっている。(黒川信雄)