JR新潟駅近くの繁華街のビルで飲食店店員の女性(20)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された斎藤涼介容疑者(25)は、女性とオンラインゲームを通じて知り合ったとみられることが19日、分かった。新潟県警は2人の詳しい関係やトラブルを調べる。
捜査関係者によると、埼玉県上尾市の実家に住む斎藤容疑者の母親が事件前日の14日、「息子が元交際相手の女性を傷つけて自殺するとほのめかしている」と埼玉県警上尾署に電話した。その際「相手は新潟の人で、オンラインゲームで知り合ったようだ」と説明したという。
母親は15日午前、斎藤容疑者を実家に連れて帰ってきたと上尾署に伝えた。新潟県警は、その後、実家を抜け出し、同日夜に事件を起こしたとみている。
斎藤容疑者は18日に逮捕された際、衣服に血痕のようなものが付いていた。着替えずに逃亡していたとみられる。殺害現場では、斎藤容疑者が自殺をほのめかす内容などを書いたとみられるノートが見つかったが、逮捕時に自傷行為の痕は確認できなかった。