職場で出世しない人が「長期休み明け」にやってしまう1つのこと


● 職場のお土産、配っていますか?

 皆さんは休み明けに職場でお土産を配っていますか。中には、「配りたいから配っている」という人もいるかもしれませんが、基本的には職場のお土産文化はなければ良い文化ですよね。お土産を渡すのは面倒ですし、こうした【謎文化】がない職場であれば、それは”ない”に越したことはないと思います。

 しかし、ここで職場で出世する人はどうしているのかと言うと、この文化に逆らうことなく、きちんとお土産を配るようにしています。

 こんな非効率なことに見えるのに、どうして出世する人もお土産を配っているのでしょうか。今回はその深い理由について紹介していきましょう。

● お土産を配らないとサイレント減点される

 そもそもですが、皆さんは贈り物や、何か人からもらったときにお返しをしているでしょうか。おそらく「お返しを全くしていない」という人はあまりいないのではないかと思います。人から何かをもらったら、その分は何かで返さなきゃいけないと考えるのが無意識のマナーになっていますよね。

 では、ここで、職場の同僚10人がみんなお土産を配っているのに、あなた1人だけがお土産を配っていなかったら、周りの9人はどう感じるでしょうか。きっと、「人からものをもらったのに、お土産のお返しをしない失礼な人だ」というふうに思われてしまうかもしれません。これは大きなリスクですね。

 ただ、ここで質問です。あなたはそれを人に指摘するでしょうか。

 おそらく、「指摘はしない」と思います。なぜなら、わざわざ指摘してあげる理由もないからです。

 僕はこれを職場で起きる「サイレント減点」と呼んでいます。サイレント減点とは「誰からも注意をされないけれど、評価だけがこっそり下がっていく悲しすぎる現象」のことです。

 お金もかかりますが、お土産を渡さないことによって、あなたが被る評価が下がるリスクは、お金には換算できません。お土産1つで会社の評価を変えているのであれば、安いと考えるのも1つの考え方だと思います。

 (本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』に関する書き下ろし原稿です)

たこす



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