〈筑波大へご進学の悠仁さまを揺さぶる“愛子天皇”極秘計画…絵空事ではない? “女性天皇”誕生の可能性とは〉 から続く
「愛子さまに相応しい、Y染色体を持つ旧皇族の青年を」。総理が懐刀に指示し、女性天皇誕生に向けた計画が――。
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「安倍総理は『愛子天皇』の誕生も容認」
実はそれは、決して絵空事などではなかった。ある政権では、愛子天皇誕生に向けた「極秘計画」が、確かに存在していたのだ。
遡ること8年半前の、2016年8月。当時天皇だった上皇が「生前退位の意向」を表明した。皇位が一世代若返り、次の世代を担う男性皇族が悠仁さまだけであることが、改めて浮き彫りになる。それは、安定的な皇位継承の議論の緊急性を、時の政権に突き付けることにもなった。
政権を担っていた安倍晋三首相(当時)は、あらゆる可能性を視野に、皇室典範改正を検討していたという。事情を知る当時の政権中枢が、小誌の取材に初めてこう証言する。
「安倍総理は、皇位継承を途絶えさせないためには、女性天皇、すなわち『愛子天皇』の誕生も容認する考えでした。それほど幅広く、さまざまな選択肢を検討していたのです」
子どもにY染色体を継承させる
ただ、そこには1つ問題があった。保守政治家の安倍氏は歴史上、10代8人の前例のある女性天皇は容認できても、「女系天皇」は受け入れがたいと考えていたのだ。
仮に愛子天皇が誕生したとしても、その子どもには、男性固有の「Y染色体」が受け継がれない。神武天皇以来、男系男子が受け継いできたとされるY染色体をもたない子どもに対し、皇位を継承させるわけにはいかない。つまり、愛子天皇誕生のために皇室典範を改正しても、その子に皇位を継承させられない以上、皇位継承の問題は解消されないのだ。そこで安倍氏は、こんな“禁断の指示”を出した。
「愛子さまに相応しい、Y染色体を持つ旧皇族の青年を探せ」――。
前出の政権中枢が語る。
「安倍総理はこの指示を極秘裏に、杉田和博官房副長官(当時)に命じました。血統が天皇に連なる旧皇族の男系男子と愛子さまが結婚すれば、その子どもも天皇に連なるY染色体をもつ『男系男子』となる。それならば愛子天皇が誕生した後も、男系の子どもが皇位を継承していけるという計画だったのです」
安倍氏のブレーンとして知られる八木秀次麗澤大学教授も語る。
「具体的な動きについてはわかりませんが、たしかに安倍さんとは『愛子さまと旧皇族の男子が結婚するのが一番いいよね』という話をよくしていました。制度設計としては、養子縁組などで皇籍に復帰してからご結婚していただく案や、ご結婚後に事後的にお子さまに皇位継承権を与えられるよう制度を整える案などが考えられるでしょう」