“2万円花柄ワンピ”が物議 石破首相の妻・佳子夫人のファッションを専門家が分析 「これまでオシャレに興味を持ったことがなかったのだな」


【実際の写真】石破佳子夫人の“2万円花柄ワンピ”姿 安倍昭恵さんのファッションと比較してみると

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公式実務訪問は“カジュアル”でOK

 ネット上ではすかさず“もう少しキチンとした装いはできませんか?”“奥さんの写真を載せるならちゃんとドレスアップしてから”など、夫人のファーストレディーらしからぬ服装に、手厳しい意見が相次いだのである。

 件の写真で彼女が召しているのは、花柄のワンピース。素人目には、たしかにカジュアルな気もするが、

「今回の石破夫妻の訪問は、ベトナムとフィリピンへの公式実務訪問という位置付けで、首脳会談などの実務、仕事を目的としています」

 そう解説するのは、元毎日新聞外信部長でジャーナリストの西川恵氏。

「つまり、おもてなしされるのがメインである国賓待遇とは異なります。また、話題となったワンピースを着用しての27日の夕食会は、ベトナム共産党書記長夫妻からの招待です。もし重要な仕事の場であれば、首相のみが対応しますが、夫婦で呼ばれるということは“仕事の話はしない”ということ。これは、親睦を深める機会だといえるでしょう。一般論ですが、こうした場合は堅苦しいドレスよりも、少しカジュアルなくらいが合っています」

外交の場で“格の差”が

 夫人が着用していたのは「スナイデル」というブランドの、2万円ほどのワンピースと目されている。このブランドについて、ファッションに詳しい女性たちはこう口をそろえるのだ。

「パパ活女子がよく“パパ”に買ってもらっている」

 ファッションディレクターの軍地彩弓氏によれば、

「スナイデルのメインターゲットは20〜30代の女性。20年前の創設時には、ファッション誌でよく“モテ服”と紹介されていて、当時は合コンの勝負服として人気を博していた印象です。今でも若い世代を中心に絶大な人気を誇っています」

 ファーストレディーのお召し物としては、やはり問題があるようで、

「ベトナムでのお相手の夫人は、伝統的な衣装のアオザイを着用しています。それと比較すると、スナイデルは手頃な量産型の服なので、どうしても格の差が出てしまいます。外交の場ではTPOとドレスコードが重要です。できれば、日本産の上質な服をお召しになるのが好ましいですね」

 ファッション評論家の堀江瑠璃子氏も一刀両断だ。

「例えば安倍昭恵さんは、個性が強くて話題になることが多かったですけど、外交の際にはドレスコードをわきまえつつおしゃれをされていたと思います。佳子夫人は、これまでおしゃれに興味を持ったことがなかったのだなと思いますね。“田舎暮らしのおばさん”という感じがします。もちろん、一般の方ならこのようなお洋服でもいいんです。でも、彼女は首相夫人なんですから、大衆的過ぎるお洋服はみっともないですよ」

“センスのない宰相夫妻”なんて評判は、国益にも直結しかねない。庶民派アピールか、地金が出たか。いずれにしても大失敗だった。

新潮社



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