元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が12日、自身のX（旧ツイッター）で、元タレントの中居正広氏が第三者委員会の調査報告書に反論コメントを発表したことに言及した。
フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングスが設置した日弁連のガイドラインに基づく第三者委員会の調査報告書によると、被害女性に対する中居氏の「業務の延長線上での性暴力」を認定している。
中居氏の代理人に新たに就任した長沢美智子弁護士ら5人はこの日、同氏への聞き取り調査と関連資料を精査した結果「性暴力という日本語から一般的に想起される暴力的または強制的な性的行為の実態は確認されなかった」とする声明を発表。また「中立性・公正性に欠け、一個人の名誉・社会的地位を著しく損ない、極めて大きな問題がある」と批判した。
このネットニュースを引用した橋下氏は「日弁連のガイドラインに基づいた第三者委員会の問題が火を噴いた」と投稿。続けて「日弁連のガイドラインは欠陥だらけなんだよね」と指摘した。そして「一番の問題は、調査対象者を叩けば叩くほど正義のヒーローになってしまうこと」ともつづっている。
今回、中居氏の弁護士らが発表した声明の中には、中居氏が当初守秘義務解除を提案したが、第三者委員会から「2人の密室で何が行われたかが直接の調査対象ではない」との回答があったという。また、中居氏が約6時間にわたって第三者委員会のヒアリングに応じたものの、その発言要旨がほとんど反映されていないとした。
東スポWEB
