パキスタン「中国製戦闘機でインド軍の仏製戦闘機を撃墜」と主張


【写真】パキスタン空軍のJ10C戦闘機

 パキスタンのイスハーク・ダール外相は武力衝突があった当日、議会に出席して「カシミール付近の接境地域で、わが空軍の(中国製)J10C戦闘機がインド空軍の戦闘機5機を撃墜した」「このうち3機はフランスの最新鋭ラファール戦闘機」と主張した。パキスタン空軍が当時使用したミサイルは、中国製の中距離空対空ミサイル「PL15E」だという。ダール外相は「今回の戦闘でわが空軍の(制空権における)優位が確認された」と主張した。

 J10Cは中国空軍の主力戦闘機で、2003年から運用してきたJ10単発多目的戦闘機の最新改良型だ。メーカーの中国成都飛機工業集団は「J10Cは最新レーダーと高級電子線装備を有する4.5世代戦闘機で、フランスのラファールや米国のF16ブロック70などと性能は同等」とPRしてきた。

 インド政府は沈黙している。しかしCNNは、フランス政府当局関係者の話を引用して「インド空軍機のうち、ラファール1機がパキスタン軍に撃墜されたものとみられる」「ほかに撃墜された機体があるかどうかも調査中」とし、「メーカー側にコメントを要請したが、応じない」と伝えた。少なくとも1機は撃墜されたものとみられる、という話だ。



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